『Philosophy Today』(2021年5月9日)、特集「オートメーション以後の哲学」刊行のお知らせ

5月 3, 2021

『Philosophy Today』(2021年5月9日)、特集「オートメーション以後の哲学」刊行のお知らせ

 

リサーチセミナー「哲学と技術をめぐる対話」第1回

『Philosophy Today』(65巻2号)

特集「オートメーション以後の哲学」刊行記念セミナー

 

2021年5月9日(日)

午後8時(香港)/午後2時(パリ)/午後1時(ロンドン)/午前8時(ニューヨーク)

セミナーはオンラインで行なわれます。参加登録はこちら:https://forms.gle/vhhpusEMTwy3RY1a8

『Philosophy Today』の本特集の各記事は、刊行後3か月のあいだ、オープンアクセスとなっております。

 

登壇者

ユク・ホイ(香港)

カテリーナ・コロゾヴァ(スコピエ)

ミハウ・クルジカフスキー(カトウィツェ)

ピーター・レメンス(ナイメーヘン)

アンナ・ロンゴ(パリ)

バベット・バビチ(ニューヨーク)

 

リサーチセミナー「哲学と技術をめぐる対話」の第1回目のイベントとして、『Philosophy Today』の特集「オートメーション以後の哲学」の刊行をお知らせいたします。本特集では、技術によるオートメーション化の時代における哲学の立ち位置はどのようなものなのかと問いかけました。西洋のオートマタ(自動機械)の歴史は、古代ギリシアで語られた奴隷の代わりになるオートマタから、現代人が抱くロボットの反乱へのおそれにいたるまで、たどっていくことができます。その間、さまざまな時代を経由してきました。たとえばデカルトの機械論やライプニッツの計算機と深い関連をもつ近代初期や、サイバネティクスの動きが生じた20世紀などです。この歴史は、しばしば「機械」という単純な用語に還元されています。また、この長い技術の歴史は、ハイデガーのいう「西洋哲学の終わり」をもたらしています。では、哲学はいかにしてこのような終わりを念頭に置きつつ、哲学そのものの条件を反省しうるのでしょうか。「オートメーション以後の哲学」では、技術によるオートメーションの歴史のなかに哲学を配置しなおすと同時に、オートメーションの歴史を逆に哲学のなかへ位置づけることを試みています。

 

『Philosophy Today』(Vol. 65, No. 2)

特集「オートメーション以後の哲学」

編集 ユク・ホイ

寄稿者 東浩紀、バベット・バビチ、エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ハワード・ケイギル、ピーター・レメンス、カテリーナ・コロゾヴァ、ミハウ・クルジカフスキー、アンナ・ロンゴ、ジャン゠リュック・ナンシー、ベルナール・スティグレール

 


 

Philosophy Today
Volume 65, Issue 2, 2021

Special Issue:
“Philosophy after Automation”
Guest Editor: Yuk HUI

Table of Contents

Part I: Interventions

Yuk Hui, Philosophy after Automation?

Jean-Luc Nancy, Automation, Alteration

Bernard Stiegler, Elements for a neganthropology of automatic man

Michał Krzykawski, Towards Idiodiversity. Retranslating Cybernetics

Ana Longo, The Automation of Philosophy or the Game of Induction

Babette Babich, On Necropolitics and Techno-Scotosis

Howard Caygill, Heidegger and the Automatic Earth Image

Yuk Hui, On the Limit of Artificial Intelligence

Katerina Kolozova, The artifact of non-humanity: a materialist account of the signifying automaton and its physical support in a fantasized unity

Part II: Dialogues

Pieter Lemmens and Yuk Hui: Landscapes of Technological Thoughts

Eduardo Vivieros de Castro and Yuk Hui: For a Strategic Primitivism

Hiroki Azuma and Yuk Hui: Homo animalis, a Japanese futurism

Philosophy Today:
https://bit.ly/3tf2yfp

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